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ペガサス情報誌

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【R7.12ペガサス情報誌】◆冬場とメンタル不調 ◆令和7年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に ◆2026年スタート「子育て支援金」って何?

2025年12月01日






冬場のメンタル不調と確定申告・子育て支援金・建設業労災センター



冬場のメンタル不調と対策

昨今では、メンタルの不調に悩まされている方が多く、労務問題として相談を受けることがよくあります。特に冬場になると、季節性うつなど、メンタル不調を訴える方が増える傾向にあります。今回は、その原因と対策をお伝えします。

なぜ冬場はメンタル不調が増えるのか

① 日照時間が短くなる

この季節は、日の出ている時間が短く、太陽の光を浴びる時間が減ります。日光を浴びることで分泌が促される「セロトニン」は、心の安定に関わるホルモンです。セロトニンの働きが弱まると、気分が落ち込みやすくなったり、疲れやすくなったりします。

② 仕事が立て込みやすい

年末年始は、どうしても業務が集中します。「ここだけ乗り切れば」と思う期間が長く続くと、体も心も休むタイミングを失います。

③ 私生活も慌ただしくなる

忘年会・新年会や家族行事、大掃除など、仕事以外の予定も増えます。結果として休息の質が下がり、慢性的な疲れが蓄積していきます。

不調のサインに気づくポイント

メンタル不調は、周りが気付いて声掛けをしてあげることが重要です。職場を思い出していただいて、あなたの周りで次のような変化が起こっている方はいらっしゃらないでしょうか。

  • 表情が硬くなった、笑顔が減った
  • 返事が遅い、会話が続きにくい
  • 作業のスピードが落ちた、ミスが増えた
  • 遅刻・早退・有給が増えている
  • 小さなことで落ち込んだり、イライラしたりする

個人・会社別 明日からできる対策

★個人としてできること

  • 日光を浴びる時間を意識的に作る(昼休憩に少し外出するなど)
  • ウォーキングなどの軽い運動をする(「個人的」には筋トレがおすすめ)

★会社としてできること

  • 業務の偏りを見直す
  • 業務を簡素化する
  • 雑談の時間を意識的に作る
  • こまめなコミュニケーション(挨拶、声掛け、感謝)

職場環境を見直す

メンタル不調は、個人の問題という側面も確かにありますが、職場全体の生産性に影響する問題の可能性もあります。実際にメンタル不調の方が出てくるということは、職場環境に問題があるサインかもしれません。欠勤や休職など、本格的な問題になる前に、小さな取り組みからでも始めていく事をお勧めします。

まとめ

冬場は、心身ともにバランスが崩れやすい季節です。そういった時期であることを理解した上で、職場環境を良くし、生産性を上げていくためにも、周りの人や自分自身について、メンタルヘルス対策をとっていく必要があると言えます。この機会に、社内のメンタルヘルス対策について、一度、検討してみてはいかがでしょうか。お困りのことがあれば、各担当者にご相談ください。(粟津)

令和7年分の確定申告はスマホとマイナポータル連携でもっと便利に!

マイナンバーカードを使えば、スマートフォンやパソコンから自宅で確定申告ができます。税務署に行かずに、インターネットで申告書を作成・送信できる「マイナンバーカード方式」は、今では多くの方が利用されています。令和7年分の申告では、スマートフォン対応がさらに進み、iPhoneでもマイナンバーカード機能が使えるようになりました。これにより、カードの読み取りが不要になり、申告がよりスムーズになります。

マイナンバーカード方式とは?

マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードを使って、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成し、e-Taxで送信する方法です。画面の案内に従って金額などを入力するだけで、所得税や贈与税の申告書、青色申告決算書・収支内訳書などが簡単に作成できます。計算は自動で行われるため、ミスの心配も少なく、初めての方でも安心して利用できます。

スマートフォンでさらに便利に!

令和7年分の申告から、iPhoneでも「スマートフォンのマイナンバーカード」機能が使えるようになりました。これまではAndroid端末のみ対応していましたが、iPhoneでもカードの読み取りが不要になり、スマホだけで申告が完了します。この機能を使えば、スマホの顔認証や指紋認証で本人確認ができるため、パスワード入力の手間が省けます。(※利用には、マイナポータルからスマートフォンのマイナンバーカードの利用申請・登録が必要です。)

e-Taxに必要なもの

  • マイナンバーカード(有効な電子証明書付き)
  • パスワード2種類
    1. 利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)
    2. 署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16文字)
  • マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン
  • マイナポータルアプリ(スマホにインストール)
  • ※パスワードを忘れた場合やロックされた場合は、市区町村窓口で再設定が必要。

マイナンバーカードの有効期限に注意!

マイナンバーカードと電子証明書には、それぞれ有効期限があります。

  • マイナンバーカード
    • 18歳以上:発行から10回目の誕生日まで
    • 18歳未満:発行から5回目の誕生日まで
  • 電子証明書(年齢に関係なく発行から5回目の誕生日まで)

期限が切れると申告に使えません。特に申告時期は市区町村の窓口が混み合うため、早めの更新手続きをおすすめします。

マイナポータル連携で申告がもっと簡単に!

マイナポータル連携を使えば、源泉徴収票や控除証明書などの情報を自動で取り込めます。手入力の手間が減り、時間も短縮できます。今後は、保険契約の一時金・年金や一部寄附金なども連携対象に加わる予定です。

~自動で取り込める主な書類~

  • 給与の源泉徴収票(※自動入力には、勤務先がe-Tax等で提出していることが必要)
  • 公的年金等の源泉徴収票
  • 株式の特定口座年間取引報告書
  • 医療費、社会保険料、生命保険料、地震保険料(※事前にマイナポータルで代理人登録すれば家族分の証明書も取得可能)
  • ふるさと納税、住宅ローン控除、iDeCoなど

ID・パスワード方式の新規発行が終了

e-Taxでの確定申告には、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2つがありますが、令和7年10月で「ID・パスワード方式」の新規IDの発行が終了しました。今後はマイナンバーカード方式の利用が推奨されますが、すでにID・パスワードを取得している方は、当面の間は引き続きご利用いただけます。

マイナンバーカード方式を使えば、確定申告がより簡単に、正確に、そして安心して行えます。スマートフォンやマイナポータル連携を活用して、今年の申告をスムーズに進めましょう!(村田)

2026年スタート「子育て支援金」って何?

2026年4月から新たに「子ども・子育て支援金制度」が始まります。これは少子化対策として政府が打ち出した施策で全世代・全経済主体で子育て世帯を支えるための制度です。子ども・子育て支援金は、医療保険の保険料とあわせて徴収されます。現役世代だけでなく、高齢者や企業を含むすべての世代と経済主体が負担します。支援金は児童手当など法律で定めた子ども・子育て世帯向けの給付のみに充てるものであるため「独身税」とも呼ばれています。

徴収方法は健康保険料とは別に「子育て支援金」として保険料率に上乗せされる形で徴収されます。企業・従業員ともに社会保険料の負担が増えるということになります。毎月の負担額は標準報酬月額×支援金率となっており2026年度からスタートし2028年度にかけて段階的に上がる予定になっています。ただし、国が2028年度に支援納付金の最大規模を決めているため、今後、健康保険料や介護保険料のように右肩上がりで増え続けることはないようです。(安間)

建設業労災センターをご存知ですか?

当社では建設業の一人親方保険の特別加入を取り扱っています。お知り合いに一人親方さんがいらっしゃいましたら是非、当組合をご紹介ください。2020年~2024年の5年間で400人もの一人親方等が労災で亡くなられています。また当組合加入の一人親方さんでも休業が必要になる労災事故が増えており、労災保険の必要性が高まっております。

最近では一人親方も現場に入るためには労災保険への特別加入を条件としている元請けがほとんどです。現場に急に入ることになり、労災保険の特別加入者証が必要になることがあります。そんな時はご連絡いただければスピーディーに対応させていただきます。※ ホームページからLINEでのやり取りも可能です

入会金・手数料・年度更新費用 全て無料(加入期間6ヶ月未満の場合には手数料3,000円)



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