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令和8年3月14日 社内勉強会を行いました!

2026年03月19日

【社内勉強会】労働基準法の休憩原則と、実例に学ぶ資産承継の考え方

当社では、職員の専門知識向上と最新の法規制への対応を目的として、毎月「社内勉強会」を開催しております。
職員が交代で講師を務める輪番制を導入しており、実務に即した知見を共有することで、お客様へより質の高いサポートを提供できる体制を整えています。

1. 労務管理の基礎:労働基準法における「休憩時間」の3原則

今回の勉強会では、まず労務管理の根幹である「休憩時間」について改めて深掘りしました。
適切な労務管理は、健全な組織運営の第一歩です。法律で定められた以下の3原則について、具体的な運用方法を確認しました。

  • 一斉付与の原則: 原則として、休憩時間は全従業員に一斉に与える必要があります(※業種や労使協定による例外あり)。
  • 自由利用の原則: 休憩時間は労働から完全に解放し、自由に過ごさせなければなりません。
  • 途中付与の原則: 休憩は労働時間の「途中」に設ける必要があり、勤務終了直前の取得などは認められません。

「6時間超で45分」「8時間超で60分」という法定時間の遵守はもちろん、残業が発生した際の追加休憩の要否など、現場で迷いやすいケーススタディを共有しました。

 


2. 実例シミュレーション:次世代への資産承継

令和8年に予定されている新築計画をモデルケースとした「資産承継の適正化」について、具体的な数字を用いて検討を行いました。

現状把握と相続税リスクの可視化

仮に、父:現預金5,000万円+自宅土地2,000万円(計7,000万円)、母:店舗・土地(計2,200万円)という資産状況で、相続人が3名(母・姉・本人)の場合をシミュレーションしました。

  • 基礎控除の算出: 3,000万円 +(600万円 × 相続人3名)= 4,800万円
  • お父様の状況: 資産7,000万円に対し、基礎控除4,800万円を2,200万円超過しており、将来的に約280万円の相続税リスクが生じる計算となります。
  • お母様の状況: 資産2,200万円が基礎控除内に収まるため、現時点では対策不要と判断。リソースをお父様の適正な資産移転に集中させる方針を検討しました。

様々な税制の戦略的活用

各種税制の特徴を捉えながら、以下の手法について実務上の留意点を議論しました。

  • 相続時精算課税制度と基礎控除: 早期の資産移転を検討する際、新たに創設された年110万円の基礎控除をどう組み合わせるのが、ご家族にとって最も良い形かを分析しました。
  • 住宅取得等資金の非課税特例: 令和8年の新築時に活用できる「最大1,000万円(省エネ等基準適合時)」の非課税枠について、省エネ基準の証明書取得タイミングなどのポイントを精査しました。
  • 「名義預金」のリスク管理: 贈与を行う際は、必ず贈与契約書を作成し、銀行振込による記録を残すなど、税務当局から見て透明性の高い手続きを徹底することを確認しました。

資産承継においては、各種税制の特徴を理解した上で、総合的に判断していく必要性があります。


専門家として

税務や労務の法律は日々刻々と変化しています。こうした社内勉強会を通じて、職員一人ひとりが常に最新の情報を正しくアップデートし、士業としての専門性を磨き続けることで、お客様に真に寄り添えるパートナーであり続けたいと考えております。

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