失敗しない起業・創業・法人成り 第1回
今年は起業・創業・法人成りを考えている方に向けて毎月情報を掲載してまいります。
新型コロナが5類へ移行したころから徐々に起業、創業(以下、起業で統一します)を目指す方が増えてきたのではないかと感じます。
ですが、世の物価高騰、世界情勢を考えるとなかなか簡単な船出とはいかない雰囲気もあります。
そのような中でも皆さんいろいろな夢を描いて起業されるわけです。
失敗しないためにはどうしたらよいのか?
成功事例・失敗事例を踏まえてお話しをさせていただきます。
これから起業を検討されている方は起業前に是非一度考えておいていただきたい内容です。
ポイントは大まかに4つです。
①起業後の将来像(夢・目標)をしっかり描いていますか?
②夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?
③資金繰りは大丈夫ですか?ご自分の報酬や従業員給与はどのように考えていますか?
④個人事業主と法人の違いを知っていますか?
今回は①、②についてお話します。
まず最初は
① 起業後の将来像(夢・目標)をしっかり描いていますか?
についてお話しします。
これは次にお話する計画を作る上でも重要なことです。
事業主自身のモチベーションでもあります。
これから先、順風満帆ばかりではない時も来るかもしれません。
その時に、「私はこれを実現させるために会社を興したんだ。そのためには最後まであがいてやる」くらいの気持ちで臨んでいくくらいの強い信念が、本当に苦しい時最後まで自分を支えてくれます。
もちろんそれ以上に自分の描いた夢を実現するためと考えたら楽しく仕事ができるというものです。
そのためにも、
自分はこの会社を興して、5年後には〇〇、10年後には〇〇な会社にするというような明確な目標があるとなおよいですね。
次に
② 夢を実現させるためのプラン(計画)をたてていますか?
のお話をします。
起業相談でご対応する中で、開業前後の事業計画を考えていない方が非常に多いことに驚きました。
そこで、これまで私が見てきた失敗事例を反面教師に準備を整えましょう。
思いつく限りの事例を挙げていきます。
1.開業時の費用を見積もっていない
2.売上見込みがない、集客見込みがない
3.利益が出ない単価設定をしてしまっている
4.従業員頼みすぎる
5.夢しかない
今回はこのうち1と2についてお話しします。
まず最初に1.開業時の費用を見積もっていないです。
いきなり売上がしっかり立てば良いのですが、なかなかそういうことは少ないです。
そうすると最初の数カ月はお金が出ていくだけの状態になります。
事業が軌道に乗るまでいくら必要になるのか?自己資金で間に合うのか?
全く考えないで行き当たりばったりで開業した結果、1年で廃業ということもあり得ます。
費用の把握はこの後の話にも必要になる大事な要素です。
次に2.売上見込み、集客見込みがたっていないです。
いつ頃から売上が立つのか、どうやってお客様を集めるのかという計画が決まっていないということは、起業してから初めて考えるという事なのでしょう。「売上?やってみないとわからないよ!」と言われた方もいらっしゃいましたが、本当にそれで大丈夫でしょうか?
以前あったのは、店舗物件は見つかっている、でもどれくらい集客があるかわからない。というものでした。
たしかにオープンしてみないとわからないということもあるでしょう。
ですが、周辺の環境や朝、昼、夜どの時間帯が人通りが多いのかなど、集客につながるヒントはあるはずです。まして集客のターゲットをどこに絞った商品を提供していくのかということを考える、周辺環境のリサーチや競合店の調査は必要でしょう。
もしその立地周辺で集客が期待できないのであれば、遠方からでも来てもらうための仕掛けが必要になります。そういった流れから店舗ではなくネット通販で行けるのか?など様々に販売手法の可能性を検討することになるわけです。
自分がやりたいたいことはコレだ!と決めた時に、そのニーズが世の中にあるのかということは真っ先に調べた方が良いかもしれませんね。
私たちペガサスコンサルティンググループでは経営者の皆様の夢を実現するためのお手伝いをしております。
個別に詳しく相談したいという方は、税理士法人ペガサスまでご連絡ください。初回無料でご相談対応させていただきます。
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