車はリースと購入 どっちが得?
目次
1.車はリースと購入どちらが得なのか?
「車を導入するならリースと購入のどちらが得ですか?」
これは経営者や個人事業主の方から非常によくいただく質問です。
結論から申し上げると、使用期間と資金状況によって得になる選択は変わります。
●長期間・総額を安くしたい → 購入が有利
2.車のリースはどのような仕組みか?
カーリースとは、リース会社が車を購入し、利用者が月額料金を支払って使用する仕組みです。
特徴は次のとおりです。
・頭金が不要
・月額料金が一定
・税金、車検費用込みのプランが多い
・契約期間終了後は返却
3.車のリースが得になるケース
① 資金を温存したい場合
リースは初期費用がほとんどかかりません。
・頭金なし ・月額固定 ・大きな支出が発生しない
そのため、資金繰りを安定させたい中小企業や個人事業主に向いています。
② 3〜5年で乗り換える場合
リースは短期間利用に向いています。
・新車に乗り続けられる ・売却の手間がない ・故障のリスクが少ない
③ 経費を一定にしたい法人
・予算管理がしやすい ・経費が安定する ・管理が簡単
経営管理の面では、非常に使いやすい仕組みです。
4.車の購入が得になるケース
① 長期間乗る場合
車は長く乗るほど購入が有利になります。
例えば
●リース:月3万円 × 5年 = 180万円(車は残らない)
●購入:200万円 → 10年使用
この場合、購入の方が総額は安くなります。
車は資産として残るため、長期間使用する場合は購入が有利になります。
② 走行距離が多い場合
リースには制限があります。
・走行距離制限 ・傷・事故の精算 ・中途解約違約金
営業などで車を多く使う会社は、購入の方が安心です。
③ 中古車を購入する場合
実務上、最もコストが安くなるのは中古車購入です。
理由は
・価格が安い ・減価が小さい ・売却できる
特に中小企業では、中古車購入が最も合理的な選択になるケースも多いです。
5.税務上はどちらが有利か?
結論から言うと、税務上は一概にリースが有利とは言えず、利益状況と契約内容によって変わります。
一般的な実務判断は次のとおりです。
利益が出ている会社はリースが有利?
オペレーティングリースの場合、
・月額費用を全額経費にできる
・毎月一定額を損金計上できる
・利益を安定して圧縮できるという特徴があります。
そのため、
毎年安定して利益が出ている会社はリースの方が税務上使いやすいといえます。
利益調整をしたい場合は購入が有利?
車を購入すると、
・固定資産計上
・減価償却費(通常6年)
・中古車なら短期償却可能となります。
特に中古車の場合、
初年度に大きな減価償却費を計上できるため、
では購入の方が有利になります。
※個人事業主の場合は減価償却費が定額法で計算されますので、毎月定額の経費計上となります。
6.中小企業で一番多い選択
実際の企業では、次の使い分けが多くなっています。
営業車・社用車 → リース
役員車・長期使用 → 購入
このように使い分けることで、
・資金繰りを安定させる ・コストを抑える ・税務管理を簡単にする
ことができます。
7.まとめ
車のリースと購入は、目的によって選ぶことが重要です。
短期・資金温存 → リース
長期・総コスト重視 → 購入
この基準で判断すれば、大きく失敗することはありませんが、金融機関から融資を受けて購入した場合は、一度にキャッシュが出ていくことがないので、資金を温存することができます。その場合は、リース、購入それぞれの特徴を勘案しながらの判断になります。
導入前に、使用期間・資金・税務の3点を確認することをおすすめします。



