【令和8年4月から】健康保険における被扶養者認定方法の変更

2025年11月04日

令和8年4月からの健康保険における被扶養者の認定方法の変更

令和8年4月からの健康保険における被扶養者認定方法の変更

健康保険における被扶養者の認定では、過去・現在の収入や、将来の見込みなどから時間外手当を含めて「今後1年間の収入」を算出し、それが基準額未満かどうかで判定されています。
この取扱いが令和8年4月から、「労働契約に基づく年間収入、時間外手当は原則含まない」という基準により判定されることになりました。

　年間収入の基準額に変更はなく、

現状の基準には曖昧な部分があることや、130万円を超えそうになると出勤を減らすといった就業調整につながっていることへの対策、被扶養者認定の予見可能性を高めるためのものです。

特に時間外手当を原則含まない点が大きな変更となりますので、今後雇用契約を結ぶ際は、この取扱いも踏まえた契約内容の検討が必要になってくると思われます。